小正月の風物詩・・・さいの神 ◆小正月の風物詩・・・さいの神 「さいの神」の写真がたくさん届きました。 今年も鵜川地区のあちらこちらで見られましたようです。 下野地区、上野地区そして市野新田地区での「さいの神」の模様を一本に まとめてみました。 (写真提供:綾子舞会館)
小正月の朝、門松やしめ縄、ワラを持ち寄りワラを枝木にくくりつけ、それらをピラミッド型に組みあげる。 最後にグミ縄で巻きあげる。 五穀豊穣と、無病息災を祈願して、お神酒をあげ さいの神に火が入る。 さいの神の煙のたなびきかたによってその年の作柄を占ったという。この煙を顔にあてると風邪をひかないともいう。 昔は、暗くなってから火を入れた。 真っ暗な空に、赤々と燃え盛り 見上げると大きなボタ雪が火に煽られながら舞う。幻想の世界だ。 火が少し衰えてくると、それぞれ持ち寄った餅を焼く。煙にむせぴ、餅の灰を手でたたき落としながら、口にほおばった。